ローリング型(Rolling)
線維性の束が皮膚を下へ引っ張り、凹みが生じるタイプです。線維性の癒着を解放することで、再生の土台を整えます。
一つのお顔に、異なるタイプの傷跡が混在することがあります。線維性の癒着、真皮のコラーゲンの減少と組織の萎縮、深部の損傷の有無を確認し、傷跡のタイプと深さに合わせた手術を計画します。
線維性の束が皮膚を下へ引っ張り、凹みが生じるタイプです。線維性の癒着を解放することで、再生の土台を整えます。
真皮のコラーゲンの減少と組織の萎縮によって生じる傷跡です。組織の再生を促す方法と、必要に応じて小範囲の皮膚移植を検討します。
深く狭い形状で、真皮の深部まで損傷している可能性があるタイプです。傷跡の深さや大きさなど、複数の要素を総合的に考慮して手術方法を決めます。
皮膚断面は、傷跡の形を理解するための模式図です。実際の組織の大きさや深さを比例して示したものではありません。
Care,
considered.
傷跡の形に応じて、癒着組織の解放、皮膚組織の回復、必要な部位の再建をあわせて検討します。ローリング型・ボックスカー型・アイスピック型の深さや大きさ、肌の状態を確認し、自己脂肪由来SVFの併用と手術範囲を計画します。
皮膚を下へ引っ張る線維性の癒着がある部位を、丁寧に解放します。特にローリング型のように癒着が関わる傷跡で、構造的な改善と再生の土台を整えることを目指します。
ご自身の脂肪から分離したSVFを、手術計画に沿って適用し、損傷した皮膚組織の回復を目指します。癒着に対する手術とSVFの役割をあわせて考え、適用範囲と改善の程度は肌の状態によって異なります。
ボックスカー型のように組織の萎縮や凹みがある部位は、再生を考慮した治療と小範囲の皮膚移植の必要性を検討します。アイスピック型では深さや大きさに応じて手術方法を決め、PRPの併用も個別に判断します。
治療の目標は、凹んだ傷跡の目立ちやすさと、肌表面の凹凸を軽減することです。すべての傷跡に同じ手術を行うわけではなく、改善の程度には個人差があります。
それぞれの段階で必要な説明を受け、
ご自身に合ったペースで進めます。
傷跡のタイプ・深さ・大きさ、癒着、組織の萎縮、これまでの傷の治癒経過を確認します。手術の適応、再建の範囲、SVFの併用計画をご説明します。
計画した部位から自己脂肪を採取し、酵素処理でSVFを分離します。採取部位の回復と麻酔についてもご案内します。
傷跡の構造に合わせて癒着を解放し、必要な部位を再建します。SVFの適用や小範囲の皮膚移植などは、個別の計画に沿って行います。
傷の順調な回復と皮膚の再生のため、施術後は 約10日間、 デュオダーム(またはテガダーム)のドレッシングを維持する必要があります。この間は洗顔を避け、洗髪時もドレッシング部分に水がかかったり、剥がれたりしないよう、十分にご注意ください。
院長からのお手紙

まるで傷跡が一度もなかったかのような、完全になめらかな肌にするとお伝えすることはできません。
けれど、メイクで自然にカバーできるほどに傷跡が薄くなり、
もう傷跡のせいで、人の視線を気にしなくてよい日々。
鏡を見るたび、まず傷跡を確かめなくてもよい暮らし。
傷跡によって失っていた、何気ない日常を取り戻すお手伝いをすること。
お一人おひとりの顔に、再び笑顔が咲くように。
それが、医師として生涯大切にしていきたい私の使命です。
これまで、繰り返す施術と終わりの見えない待ち時間の中で、
よくなるかもしれないという希望だけを支えに、過ごしてこられたかもしれません。
私は、漠然とした希望よりも、確かめられる変化をお見せしたいと思っています。
30日後、お肌の変化をご自身で確かめていただけるよう努めます。
完璧さを約束する代わりに、
結果に責任を持って向き合う診療を。
それが、私の考える傷跡修復術です。
アックジョン リッチモアクリニック
QUESTIONS, ANSWERED
よくあるご質問
ローリング型では線維性の癒着を解放する方法を、ボックスカー型では組織の再生を考慮した治療と、必要に応じて小範囲の皮膚移植を検討します。アイスピック型は、深さや大きさ、周囲の肌の状態を総合的に確認して手術方法を決めます。複数のタイプが混在する場合は、部位ごとに計画が異なることがあります。
SVFは、自己脂肪から分離した複数の細胞の混合物です。脂肪由来の幹細胞・間質細胞、血管に関わる細胞、免疫細胞などを含み、純粋な幹細胞製剤や培養した幹細胞とは区別されます。
はい。これまで受けた施術の種類と回数、最後の治療時期、肌の反応を確認し、残っている癒着と凹みを診察します。過去に治療を受けたことだけで、手術の必要性や効果を判断することはありません。
施術後は約10日間ドレッシングを維持し、その間は洗顔を避け、洗髪時も濡れたり剥がれたりしないようにしてください。脂肪採取部のケアも必要です。ドレッシングの種類、交換・除去、洗顔やメイクを再開する時期は、院長がご案内します。マスクなしで外出できるようになる目安は、平均で約20〜30日です。回復状態によって時期は異なります。
遺伝性の疾患などにより組織の形成や傷の治癒に問題がある場合や、ケロイドが生じたことがある場合は、手術が制限されることがあります。その既往だけで一律に判断せず、現在の肌の状態と既往歴を確認し、個別に判断します。
診療への理解を深めていただくための一般的なご案内です。実際の診療計画は、医師が状態を確認したうえで決定します。